オーロラ組、デンマークへ行く

『オーロラ組、デンマークへ行く』

今年の4月、こちらのブログで
『明るく前向きなエネルギーはオーロラを呼ぶ』と書きました。
(詳しくは4月の「お気に召すまま」を)
9月6日から一週間のデンマークツアーは
まさにオーロラ組による笑いと祝福の忘れられない旅となりました。

ヒナタノオト企画のはじめてのデンマークツアーはユトランド半島の北、
ツヴェステッドにあるニットデザイナーのイサガー工房を訪ねる旅です。
はじめましての方もいる総勢14人が元小学校の工房で寝食を共にして、体験し、暮らす。
展覧会を開いて地元の人と心と心を通わす盛りだくさんの一週間。
書いてるだけでワクワクが止まらなくなります。行ったばかりなのにまた行きたい!

滞在したイサガー工房はのんびり広々。
敷地内の動物たちとも仲良くなって
一週間の滞在ですっかり皆にとっての我が家に。

素晴らしい作家の見事な展覧会。
どこからこんなに?!と驚くほど沢山のお客様に足を運んでいただきました。

地元のアーティストの皆さんとの交流は忘れられないものとなりました。
ウェルカムパーティーやさよならパーティーでのお喋りはもちろん、
ブックバインディングやプリント、草木染めなど
たくさんの事にチャレンジしてすっかり仲良しに。

観光もしました。
ユトランド半島の最北端の街は画家の集まる街。
画家のアトリエから昔の暮らしを知り、
半島最北端の浜辺では雨を気にしていた空から太陽が。
バルト海と北海の波がぶつかる光景も
毎日見れるわけではないそうですが
バッチリ目撃!(オーロラ組の成せる技です)

昨年はじめてデンマークを訪ねた時、
人生の先輩達のチャーミングさにすっかりデンマークが好きになりました。
今回旅をご一緒した皆さんは負けず劣らずチャーミング揃い。
両国のチャーミングが集結したら仲良くなるのは本当にあっという間。さすがです!

さらにデンマークが好きになり、
ものづくりがコミュニケーションツールになることを実感した旅でもありました。
充実の一週間、素晴らしい旅仲間と過ごせた事に感謝でいっぱいです。

秋の訪れを感じながら・・

今日の東京の最高気温は24℃

今までの暑さから比べると肌寒く感じます。

季節は秋に向かっています。

そこで、今年の夏の名残りの植物を記録してみました。

 

坪井俊憲さんの花器にミズヒキとセイヨウフジバカマ、

ホトトギス。

 

大野七実さんの花器には、ヨウシュヤマゴボウを。

大野さんの工房にもたくさん育っているそうです。

山田睦美さんの花器にはケイトウとラベンダーを。

 

 

さて、次は秋色の草花で花のうつわをご紹介したいと思います。

 

 

ホンマより

 

きのこの森へ

現在ヒナタノオトで開催中の「きのこの森へ」

田屋道子さんの染付と白の器、黄の器。

朝の光をうけて、、

丸皿、八角皿、ケーキも和菓子もよく合います。

鉄釉の縁取りが中に盛るものを引き立ててくれて、

とっても出番の多い器です。

 

ホンマより

夏を楽しむ

この夏はなんだかとても暑いですね。

「この暑さは異常だ~」と試合で負けたボクサーのように
ヨレヨレしながら帰ってくるオットを迎える毎日。
そして二人の会話も「夏だけカナダで暮らしたい」と、
行ったこともなく、果たして暑いのか涼しいのかも分からない
カナダの夏を思う日々です。

異常な暑さが日常になり、
カナダへはそう簡単に行けない現実。
こうなったら日本の夏を楽しもうと
元気に過ごすアイデアをいろいろな人に聞いては
実践中です。


{中本純也さんの器)


(Awabi wareの器)

夏の料理は酢を使ったさっぱり料理が多くなります。
ちょっと酢が入るだけで食が進みますね。
夏は体も柔らかい気が…


(菅原博之さんの器)

大好きなフルーツはキンっと冷やして。
白砂糖よさようなら…な生活をしているので
フルーツは至福のスイーツです。


(とりもと硝子店のグラス)

甘酒は夏の季語、夏こそ甘酒。
飲む点滴とも言われているので、
毎日グラス一杯を必ず飲むようにしています。


(津田清和さんのグラス)

そしてやっぱり冷えたビール!
ビールの為に夏はあるのだと思うと
この暑さもありがたく感じます。

こうしてみると夏の美味しいはたくさんあります。
楽しいことはもっとあるわけです。
これから始まる8月、暑さも含めて楽しみたいと思います。

涼を求めて・・・

暑い日が続いています。

今日は氷とライムで涼をいただきました。

荒川尚也さんの霰紋大鉢

霰紋の動きが氷を動かしているように感じます。

 

中本純也さんのリム鉢にはたっぷりと、

白磁の艶が氷と響き合って涼しさがアップします。

 

冷たいスープもいいですね。

ライム入りの水出し加賀棒茶もおすすめです。

荒川尚也さんのアワグラスに。

 

暑さもすこし和らぎました。。。

homma

『パターソン』

映画を観てはその世界に浸った子供の頃、
ジャッキー映画を観てはカンフーマスターになりきり、
ジーン・ケリーに憧れてはへっぽこタップダンスでジタバタしたものです。
映画を観た後に新しい世界が待っている。
映画体験の醍醐味かもしれません。

そんな「世界が変わる魔法の映画」に久々に出会いました。

ジム・ジャームッシュ監督の『パターソン』

昨年公開の映画なので、すでに観ている方も多いのではないでしょうか。

ニュージャージー州のパターソンと言う街に暮らす、
バス運転手のパターソン。彼の日常を一週間描いた物語。

映画的カタルシスも無ければ、大した事件も起きません。
淡々と同じような毎日を繰り返すパターソンの生活ですが、
ライフワークの詩を書くことで瑞々しい日常に生まれ変わります。

お弁当箱を下げて出勤する見慣れた道すがらも。
バスの運転中に耳にする乗客のたわいのない会話も。
不思議と、美しく、愛おしく、思えてきます。

「自分らしい生き方をつかむ手かがりは、日々の生活の中にある 」
監督の言葉です。

詩を書くパターソンが世界を詩的に見つめるように、
その人らしい生き方で世界を見渡したら、
変わり映えしない毎日も新しくかけがえのないものになる。
日々取りこぼしているモノをきちんと汲み取れる、
そんな視線をもらった映画です。

宝物のような一本。

ガラスの器に・・

津田清和さんの花器には、クリスマスローズを。

艶やかな胴体とクリスマスローズの色合いがとてもきれい。

そして花器の全体のフォルムに、いつも見とれてしまいます。

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お庭で咲いたバラとニゲラをいただきました。

さこうゆうこさんのヒヤシンスポットに。

球根を受けとめる口元でしっかりと支えてくれます。

さこうさんの透明なガラスは、水を入れるとより輝きを増し、

キラキラと光が舞い込みますね。

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次は、ベランダのパンジーを橋村野美知さんのミニワイングラスに入れてみました。

ミニブーケを束ねて、お気に入りのグラスに挿してもいいですね。

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荒川尚也さんの「角花入れ」は、中に水をいれた小さなグラスに

小振りの紫陽花を挿して、、

まるで、氷柱花のようで、暑い季節にお気に入りの使い方です。

homma

有言実行

この冬に「一番好きな食べ物は筍」と友人が言ったので、
八百屋の店先で筍が並び始めるとその子の事を思い出すようになりました。
筍を見るたびに友人が
「春だね。嬉しいね。」
と言っている気がして、この春はその子でいっぱい。

同じ様に私も、京都のフワっと軽いお煎餅が好きで
「京都に行った時は何が何でもお店に寄る!」
と鼻息あらく話していたら、
素敵な方が京都でそのお煎餅を買ってきてくれました。
嬉しい。
大好物を久々に食べれる嬉しさよりも、
旅先で私のバカみたいな熱弁を思い出してくれた事が嬉しくて、
いつもよりフワっと甘くて最高に美味しく感じました。

言葉って凄いな。
こんな単純な「コレが好き、アレが好き」ですら
時空を飛び越えてその人を思い出すのです。
会ったことの無いあの人の言葉、
もう会えないあの人の言葉も。
言葉を放ったその人が、
受け取った人によって自由自在にそこに現れる。
言葉って偉大です。

そんな言葉の力を信じる私ですが、
「有言実行」これに関しては悪戦苦闘の連発。
そこまではっきり宣言をしていないので、
結果もはっきり覚えていない…と言うのが現実ですが、
今回この場で声高らかに宣言してみようと思います。
目指せ!有言実行!です。

ここ数年肌の調子が良くなく、
アトピー性皮膚炎がなかなか治りません。
お世話になっている皮膚科にかかって、のらりくらりしていたら、
なんとなく良くなって、なんとなく治らない…こんな状況。
先生に毎回言われる言葉「甘いものは食べない、しっかり寝る」。
そうです、甘いもの食べてます。
かなり積極的に。
そして消灯時間がかなり遅い。
あと一踏ん張りで治せるとしたらコレだな…と
『脱スイーツ』と『早寝早起き』に一縷の望みをかけてみようと思います。

私の周りで健康の為に、人生の為に、
生活をガラッと変えてキラキラ輝く人が何人かいます。
ガラッと変えるって本当に大変な事。
続ける事は更に大変。
それをやってのけたからこそのキラキラは、
のらりくらりしている私には眩しくて眩しくて。

・脱スイーツ
・早寝早起き

キラキラを手に入れる為にしばらくはこの生活を続けます。
いざ!有言実行生活です。

いろいろなところで熱弁をふるった
「コレが好き・アレが好き」が
パワーを発揮して私の手元に届いてしまわないか…
あの京都のお煎餅をスルー出来るのか…

言葉の力はどう働くのでしょう。
まずは数ヶ月頑張ってみようと思います。
結果をご期待下さいませ。

大野七実さんの花器

工房でも植物をたくさん育てていらっしゃる大野七実さんから、

花器が届きました。

「紫陽花」

「鈴蘭」

どちらも口が四角の形が特徴の、七実さんならではの花器、

口元でそっと植物を支えてなんとも優しい姿です。

アジサイ、スズラン、

それぞれに化粧土を何層にも重ねて立体的に仕上げられていて、

まるでそこにお花が咲いているようです。

さて、次は咲き始めた紫陽花を挿してみましょう。

 

言葉の日

「ね、知ってた?
きょうは言葉の日なんだって。
言葉の日、おめでとう」

10年前のきょう5月18日、蜜柑の花の香りが降る夜、
本や詩や手紙を愛してやまない友がおしえてくれたこと。

いつもそばにいてくれる言葉たちに、
「ありがとう」と「おめでとう」の気持ちを込めて、
きょう、あたらしいノートを開こうとおもいます。

宇佐美智子「言葉の日」
気まぐれ18日更新

今日はご挨拶も兼ねて、一冊の本のご紹介を。

『本の島 vol.1』
−「本の島」上陸に向けて。 本の島 News Letter No.0 津田新吾

文芸・人文書の編集者、津田新吾さん(*1)が生前構想をしていたブックレーベル「本の島」。
早くに旅立たれ、「本の島」が出版社というかたちをとることは叶いませんでしたが、
島へといざなう同志に向けた手紙を「本の島vol.1」(2012年5月刊。「本の島」編集部)で
読むことができます。

巻頭6頁にわたる「本の島」への希望にあふれた手紙をはじめて読んだとき、
宝物を見つけたように心ふるわせたことを覚えています。

綴られているのは、南の海に浮かぶ白い珊瑚のかけらから生まれた島の物語。
嵐と平穏を繰り返し、幾千幾万の日々と島の隆起とともにさまざまな「はじめて」がおこります。
鳥の飛来、流れ着いた種子の芽吹き、さらなる隆起に川と滝がうまれ虹がかかる、蝶が舞う‥
けれど島に「人」が現れるのはまだ先のこと。

“太陽が昇り、太陽が沈む。月が満ち、月が欠ける。”

長い漂流を経ていつしかたどりついた「人」はついにあるものを島に運びます。

“太陽が昇り、太陽が沈む。月が満ち、月が欠ける。やがて島に人が流れ着く。最初の人は果樹の種を運んだ。種を撒き、植えた。強烈な太陽の光が植物を育てる。貝を採り、魚をつかまえ、食べた。二番目に流れ着いた人は植物の樹皮から繊維を剥がし、身に纏う衣服を作った。樹木の葉を集めて家も作った。三番目に流れ着いた人は、犬、山羊、孔雀を連れてきた。動物たちは野へ散り野生化した。漂流民は定着した。太陽が昇り、太陽が沈む。月が満ち、月が欠ける。島に流れ着いた新たな人は、長い漂流の果てに言葉を運んだ。一冊の本だ。本のかたちをした言葉。読まれるのを待つ言葉。書かれた言葉。騒がしい話し言葉ではなく、静謐な言葉がやって来た。島に最初の本がやってきた。”

この章の頃にはすっかり自分も島民の一員の気持ちになっていて、
はじめて「本」が運ばれるさまは何度読んでも胸が熱くなります。
読む度に「本」と出会い直している様にも思えます。
けれど、貝や魚を食べたり、服を着たり、家を作るのと同じように、
「人(わたしたち)」と「本」とのかかわりはとても自然なこと、
生きることととてもちかいことだったのかもしれません。

そして考えます。
同じ海にあるほかの島々のことを。うつくしい群島。
そこにはきっと「工芸の島」もある、と。
(「工芸の島」を作りたい!)

*1 津田新吾さんのお仕事と「本の島」についてはこちらに詳しく書かれています。
http://honnoshima.blogspot.jp
編集を手がけられた堀江敏幸さんの「おぱらばん」や
須賀敦子さんの「時のかけらたち」などをお読みの方もいらっしゃることでしょう。

また、「本の島vol.1」をしばらく、ヒナタノオトの本棚にそっといれておきます。
ご興味のある方はぜひご覧ください。