稲垣哲の靴

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2011年の春、ヒナタノオトが小舟町に移ったのを機に、
稲垣哲の靴のご案内を始めました。
哲にとっては、デビューでありました。

靴型の模索をして、これでいこうと決まったところで、
最初はスリッポンを。
そこから、紐靴、ストラップ、ハイカット、ブーツ、
そしてメンズと発展していきました。

以前、修行の一環として勤めた修理の店での接客経験はありましたけれど、
自作に対しての接客は初めてのことでしたから、
正直なところ、私もひやひやしてみていたところもありましたし、
ホンマユミコにいろいろ教えられ、鍛えられてきたように思います。

でも、一番鍛えてくださったのは、おひとりおひとりのお客様でした。
ひとつひとつの臨床例の積み重ねが、
制作の上での財産になったことと思います。
(この財産は、よい靴を作ってお返ししなければですねー)

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先日、オーダーで承ったストラップシューズを見たとき、
ああ、ひとつ山を越えたんだなぁと、ちょっと感じ入りました。
デザインは昨年から作っていたものと同じなのですが、
何かが違っていたのです。
ひとつひとつ、細部の精度の積み重ねがトータルのかたちに収斂したのでしょうか。
とても自在で、品格を感じたのでした。

(そして、黒がとっても素敵でした。
実は、どの形でも思うのですが、
黒のオーダーをいただいて出来上がってくると、
黒の靴っていいなぁ、と思うのでした。)

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ヒナタで発表を始めてから2年以上。
まだまだ発展途上ではありますが、
お蔭様でオーダーのウエイティングをいただくようにまでになりました。
始めた頃を思うと、信じられないような、とってもありがたいことです。
まったく一人の仕事なので、がんばっても限界があるのですが、
おひとりおひとりのご希望を伺いながら、精一杯制作をしています。

そうそう!お客様への対応、靴についてのお尋ねに対しても、
落ち着いて、堂々と自信を持ってお応えしていますので、
私も、ホンマユミコもすっかり安心して任せられるようになりましたよ!!

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9月28日(土)~10月9日(水)には、ブーツも含めて、
秋冬の靴の受注展示会を行います。
「季節を巡る靴と服」
naal maal(のおるもおる)の、はまやまいさんの服と、
針の森さんのこぎん刺しも花を添えてくださいます。
ヒナタノオトゆかりの作り手たちの展覧会になりますね!

(ちなみにこの画像の靴は、昨年のもの。
ある雑誌でインフォメーションをくださることになったので、
急遽撮影したのでした。
案内状はこれから撮影します!)

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さて、2年を経て、ご案内です。


今までお求めくださった哲の靴で、調整が必要なもの、
ぜひ、お持ちください。
特にファーストモデルのスリッポンは、紐やストラップがありませんので、
お客様によっては、ゆるくなったりがあるかもしれません。
ご希望を伺いながら、調整、ご提案をいたします。
もちろん、ほかの型の靴もぜひに。
もし、履かずに靴箱にしまわれているようなことがありましたら、
ぜひご相談くださいませ。

(靴底のゴムの減りによる交換は、もちろん哲でもできますが、
お客様にとって利便性が高いようにと、一般的な修理店で
扱い可能なように仕上げています。
単純な交換でしたら、お近くの修理店でされた方がよろしいかと思います。

ちなみに、どの靴でも同じですが、ゴム部ではなく、
その上の革部が磨り減ってしまうと、
交換が高額になってしまいます。ご注意くださいね。)


8月24日(土)~9月8日(日)まで、店内の一部の靴現品を、
特別価格で販売します。
革(色)や型が廃盤となったものや、サイズの重なったものなどです。
お気に入りでサイズの合うものがありましたら、この機会にぜひお選びくださいませ。


靴の造りをよくご存知のお客様からは、価格について安いのではないか?
とよくおっしゃっていただきます。(ありがとうございます!)
今まではデビュー価格で行ってきましたが、
展示会から、一部の靴については、若干価格変更をさせていただく予定です。
(もし、現在お決まりのものがございましたら、
9月8日までにご注文の場合、現行の価格で制作させていただきます。)

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作者は24日土曜日に在店します。
ご相談など、お気軽にお越しくださいませ。
お待ちしております。

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最後にちょこっと、プライベート情報を。
8月15日、稲垣家長男(哲)に長男が無事誕生しました。
いちおう?お孫ちゃん??
私も本日対面してきました。

 

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