宮本佳緒里さんの12か月のガマグチ

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金曜日から始まる展覧会。
12か月のガマグチ。

宮本さんのヒナタノオトでの展覧会は4回目。
その間、大阪天満から四季の恵み豊かな京都府南山城村に移られて、
願っていた暮らしのリズムへと、大きく舵をとって来られた宮本さんです。

その土地、家との出会いを弾む声で教えてくださり、
私も弾むように何度かお訪ねしてきました。
もともと旅が大好きで、布好きがそれに重なって、
さまざまな布が磁石に吸い寄せられるように宮本さんに集まってきたのでした。

いるふ。(古いを逆さまにしたのですって)という天満のお店では、
「自分が旅に出なくても、様々な土地の人が訪ねてきてくれるので、
毎日旅をしているよう!」
そんな風に明るく話してくださった宮本さん。
今度は、旅ともいえる人生の時間の中で、
定点で自然と気息を合わせた暮らしを営み始められました。

以前から、宮本さんは書くべき人。
そう思っていましたから、今度の展覧会は、文章と作品を響かせたものにしましょう!
南山城村のお住まいの縁側でお茶をすすりながら、
今展の企画会議!は進められたのでした。

そして出来上がった12か月のガマグチ。
それぞれの文章。

ガマグチはすべて一点もので、二つと同じものはありませんから、
どれもが、ぴたっとどなたかに選んでいただけることと思います。
それはとてもありがたいことなのですけれど、
その「誰かのもの」というためだけの制作ではなくて、
ひとりの作り手がある時間を生きて、何かを感じた軌跡が、
作品を見ていただくことから伝わっていくことはできないだろうか。
そんな願いをこめての展覧会を企画しました。

以下に掲載した12か月のガマグチには、大きさ、形違いが数点ずつあります。
この12か月のガマグチに関しては、寄せられた文章を印刷したものも
添えてくださいます。

かなりの数の制作もしてくださっておりますから、
その思いの濃さ、展覧会の見応えも、たっぷりのことと思います。

ガマグチに綴られた布が奏でる妙と、
ひとりの女性が心澄ませて暮らした軌跡。
楽しく、皆様にご覧いただけますように希っています。

さあ、明日のセッティングが楽しみ過ぎです!