市場
どの街に行っても
市場は必ず、気になる場所だ。
韓国にある、色とりどりの布から食べ物
ありとあらゆるものが
にぎやかにあふれている市場が
とっても好きで、よく足を運ぶ。
通路にはギッシリと屋台が並び
いつものオモニ達が
食べきれない程のご飯やキムチを
「美味しいか?」と聞きながら
すばやくお皿にのせてくる。
混沌とした生命力。
次第に暖かくなり、目覚めていく虫たちや
どんどん草が芽吹く土を見ながら
そんな力をいつも求めている自分に気がつく。
宮本佳緒里