12か月のガマグチ 7月 種 草むらに落ちた銀杏から 芽がでていた。 見なれたイチョウの小さな葉。 そういえば、銀杏もひとつの種だった。 冬からの野菜たちも、ようやく花が咲き終わり 畑の中でカラカラと種の音がしはじめる。 このイチョウも、もしかしたら ずいぶん前に見た、巨木のように 大きな大きな幹になり、枝をのばして 1000年以上生き続けるのかもしれない。 小さな粒につまっている、その大きさを 想像するだけで、ニンマリとなる。 宮本佳緒里 Tweet