渡航記2015Ⅲ

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ギャラリープラネットルージュでの案内状。
春には内に確かなものを秘めながら
静かに佇む女性像を見せてくれたクロヌマさんは、
その後、こんないのち漲る精緻な動物を彫っていたのでした。
これはもうぜひに見に行かなくては!
そのことが今回の渡航の一番の動機でした。

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空間に入って、まず心とらえられたのは影。
ひと時として止まることのない時間を、鳥たちが羽搏きで伝えてゆきます。

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春の展覧会の後に彫られた女性像。

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クスノキ
どうぞお持ちください
と書かれています(意訳)

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オープニングでは実演もされたそう。
削りかす、皆さん喜んで持ち帰られたと。

今回は、30年来パリに通っていらっしゃる池袋明日館近くの
ギャラリー上り屋敷さんが、
パリで日本の作家を紹介しようと始められた企画の第一回目とのことでした。
ギャラリープラネットルージュさんは、
共にデザイナーのフランス人と日本人のご夫妻が運営されている空間。
この時出会えた皆さん、初めましてでしたのに、ほんとうに和やかに過ごさせていただきました。
クロヌマさん、あたたかな方に恵まれていますね。

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動物は他にも象やバイソン、スワンなどがありました。
でも撮った写真を見てみると、スワンは雰囲気がうまく掴めているのですが、
他はどれもその場で実際に見たものと違ってしまうのです。

一番驚いたのは、案内状の作品でした。
まるで生きているかのように細やかな彫りの姿が、
それは写真の部分だけだったのです。

木の塊から精が現れる瞬間をとらえたかのような作品。
どう写真を撮ってもその息吹きのようなものは、私には撮れなかったのでした。

なので、小さくここに雰囲気だけ残しておきます。
(ぜひ、現品を見ていただける機会があれば・・・)

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フランスの方々が、クロヌマさんが今表現したいものを、
見事に言葉にして伝えてくれた場面が幾つもあったとのことです。
パリで展覧会を開いた甲斐ありましたね。
きっとたくさんの養分を蓄えられたことと思います。

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この日は日曜日。
夜はパリの空の下、祝杯をあげましょうと約束していましたが、
日曜日ってお店、結構閉まっているのでした。
ギャラリーの方のお薦めで向かったのは、Les cocottes

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(お店のHPより)

ストウブ社の鍋を使ったビストロ。
早目に入ったからすぐに座れましたけれど、
その後ウエイティングの列がすごかったです。

今、帰ってからホームページを見たりしてわかったのですが、
とても人気のお店なのでした。
パリ情報サイトにも載っていたり  → click

黒板に書いてあるメニューを説明してくれたのですが、
クロヌマさんも私もフランス語まったくわからず。
今になってわかりました!鍋料理から前菜を選ぶべきだったと。
お隣に座っていた優しい表情のフランス人ご夫妻と、
おこちゃま英語で話しましたけれど、きっといろいろ教えてくださっていたのですねー。

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(お店のHPより)

とはいえ、おいしいワインを傾け、メインにカフェオレまでしっかり堪能して、
随分長居を楽しみました。
パリで、作ることにまつわる話をじっくりできるなんて、幸せなひとときでした。

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ギャラリーやこのお店のある7区。
いい感じでした。
最初7区で宿を取ろうかと思ったのですが、
初めてだったことや、メトロのスリに心が縮こまって、真ん中の1区で取ったのでした。
でも、メトロも勝手がわかりましたし、かえって、このあたりの住宅街の感じのほうが、
北欧っぽくてなじめそうでした。
次回の候補ですねー。(すでに次回に気持ちが・・・)

メトロでクロヌマさんに送ってもらい、翌日の早朝バスに備えてやすみました。
なんとなく向かったその地で、新たな世界に心が広がることも知らず。

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