鈴木有紀子さんのろうそく

ソノヒカリ テノヒカリ
新宿伊勢丹本店5階 センターパーク
3/9(水)-15(火)
10:30-20:00

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「ロウソクのろうそく」(カラー)

Q
静岡県富士市で手作りのろうそくを制作する鈴木有紀子さん。
「ソノヒカリ テノヒカリ」展には、どのような作品を出品くださいますか?

A
定番で作り続けている「クリスタルボール」をまどろんだ陽ざしの春の空間に馴染みやすい色調で仕立てました。

「標本」という灯りも作りました。
美しい陰影が浮かんで、型づくりから取り組もうと考えていた頃、このお話が舞い込みました。
(「素のひかり手のひかり」がすっと響いた作業、間に合わせたいな…と思いました。)

灯りと過ごす時間が深まる頃、モチーフに光が十分に届きだすのですが、
春の夜空は冬のそれからは微かに薄まり、少し寂しい気がするのですが、
春の夜、手元で星の標本を灯して愉しみます。

環境が変わり新しいスタートで気が張る時間を過ごす方もいらっしゃるかもしれません。
一日の終わり、一週間の終わりに傍らで灯して束の間ゆったりと過ごしていただくのもいいかもしれませんね。

「星の標本」風景

「星の標本」!
なんてすてきな響き、そして、ろうそく。
春の夜空にも浮かぶ冬の名残の星座、『オリオン座』と『北斗七星』が仕込まれています。
灯す時間が愛おしくなりますね。

Q
鈴木さんが感じる素材の光(恵、すばらしさ、惹かれるところ)はどのようなところですか?

A
「蝋(wax)」という素材を、炎と呼応させながら「きれい」だったり、
「楽しい」を忍ばせ、ろうそくを制作するのですが、
灯して息を吹き込むと、目にはみえない時間を造形(カタチ)に記憶したり、
ぽっと灯っただけで少し強張った気持ちを解きほぐしてくれたり…。

人に心地のよいとされる「ゆらぎ」のリズムで、心豊かな「時」を授けてくれる
そんな恵みを感じます。
作り手としては、陰影やその表現を探ることに尽きることなく…、
歩み出した当初より尚一層「蝋」と「ろうそく」に魅了され続けています。

「mozaiku」

鈴木さんのろうそくは、火を灯し、ろうがとけることで、
ろうそくの造形が進みます。
使い手が、作り手になれるろうそく。
中央部だけ窪み、芯を使い終わった後では、ティーライトキャンドルの器にもなります。

上質のエッセンシャルオイルをうっすら忍ばせたろうそくは、
お花を飾るような気持ちで灯すのもおすすめです。

鈴木有紀子さんは、9(水)12(土)13(日)に会場にいらっしゃる予定です。
作者からならではの素敵なろうそくの使い方、ぜひお聞きになってみてくださいね。