ソノヒカリ テノヒカリ
新宿伊勢丹本店5階 センターパーク
3/9(水)-15(火)
10:30-20:00
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今展の柱となって出品くださるのが、舞良雅子さんです。
岩手県宮古市に生まれ育ち、岩手大で染織と出会い、
盛岡のホームスパンの工房で修業ののち、
絹を中心とした織りに取り組んでいらっしゃいます。
Q
舞良さんは、今回どのような作品を出品くださいますか?
A
絹を主に羊毛や麻を織り込んだ新作のストール、タピストリー、生地など。
クールビューティーな舞良さんから、簡潔なメッセージ(笑)をいただきました。
なので私から補足いたしますね。
今回は、舞良さん史上?1、2を争う作品ヴォリューム構成かと思われます。
まずはネックウエア。
今展に向けて、冬に大好評のウールベースのものを、
絹、麻ベースで初めて制作いただきました。
金額も10,000円未満で数も精一杯作ってくださっておりますが、
何としてもおひとりだけのお仕事なので、ぜひにという方はお早目に!
ショール、ストールもたっぷり。
かなりの大判から種々揃えて、春をまとっていただけるように。
絹の箱、そして、タピストリーも空間をいっぱいに。
こちらは、昨夏パリで展示されたときのもの。
こちらは昨秋盛岡光原社で展示されたときのもの。
一部これらも含めて、伊勢丹の空間にどのような布のさざ波が渡っていくでしょうか。
Q
舞良さんにとっての、素材の光はどのようなものでしょうか?
A
絹の落ち着いた光沢に、より沈んだ色が一際映えるところ。
絹の一般的なイメージから開放される驚きと喜びが、舞良さんの布に息づいています。
そしてその布から感じられる、自由な伸びやかさと品のよさ。
それが舞良さんの布の真骨頂です。
舞良さんと出会って26年。
このような企画をご一緒できてほんとうに幸せに思います。
今展には、近年出会った作家の方々も多くいらっしゃるのですが、
こうして、ずっと作る姿を見続けさせてほしいと、
舞良さんとのやりとりを通して、あらためて思いました。
切ってしまうことは時に容易いかもしれませんが、
細く緩くあったとしても、人と人の関係も織り続けると布のようなものになっていくんですね。
と、一瞬感傷に浸りそうになりましたが、あ、明日が搬入です!
作家の皆さんとともに、私たちも最後の準備の大詰め。
がんばります!
舞良雅子さんは会期中全日在店くださいます。
また、土曜日14時~は、会場でギャラリー―トークをいたします。
作品を巡りながら、お話しを伺ってまいりますので、
こちらもぜひお越しくださいませ。
お待ちしております。
舞良さんHPがありませんが、こちらに記事がありましたので、
リンクさせていただきます。
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