土曜日のヒカリ

土曜日は、作家の方々、大集合dayです。

舞良雅子さん
URIZUN(下地康子さん)
高見由香さん
Anima uni(長野麻紀子さん)
OLD TO NEW(吉田史さん)
佐々木ひとみさん
ともとかなこさん
大野七実さん
matsurica(古川莉恵さん)
菅原博之さん
studio fujino(藤崎均さん)
鈴木有紀子さん
sonor(園田明子さん)
にしむらあきこさん

が、在店くださいます。
(12時~の作家の方もいらっしゃいます)

針の森(狩野綾子さん)、林志保さんも立ち寄られる予定です。

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トークイベントは、
14時~舞良雅子さん
15時~狩野綾子さん
稲垣早苗が聞き手をつとめます。

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昨日は3月11日でしたね。
あれから、5年が経ちました。

震災後、東北の作家方々を案じて、ご連絡をしました。
その年「工房からの風」に出展が決まったばかりの福島の作家の方と、
舞良さんとの連絡がどうしてもつきませんでした。

数日も経って、ようやく短いメールが舞良さんから届き、
無事でいらっしゃることがわかりました。

しかし、後で伺えば、ご実家の宮古の被害は甚大で、
ご親戚が多い大船渡でも多くの方が被災されたとのこと。
宮古にあった舞良さんの大きな機を設置した工房は、
すんでのところで津波を逃れましたが、
その空間は、被災されたご親戚の方々の仮の住処となり、
この場で布を織ることは、しばらくできなくなりました。

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糸車。
今も盛岡の舞良さんの工房で働くこの木の道具は、
もとは大船渡のお父様のご実家にあったもの。
震災前に舞良さんが譲り受けていたために残りましたが、
その家はもうありません。

今、舞良さんはこの糸車で色糸に撚りをかけます。
こうして整えられた糸を使って、
舞良さんの作品に印象的な色のアクセントが生まれます。

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舞良さんがご無事でほんとうによかった。
自作の布空間の中に立つヒカリに満ちた舞良さんの姿を見ながら、
昨日、しみじみ思いました。
この美しき布を今、見て触れることができるのは、
織る人が今ここにいるから。
そんなあたりまえのようなことが、あたりまえでなかったかもしれないことを思い、
人が作り出すもの、それが他者に与えるちからをあらためて思いました。

「ソノヒカリ テノヒカリ」は、20人の作家の方々のヒカリの集積ですが、
特に舞良さんの布で大きな空間を作りたかったのです。

震災後の大変な時を経て、今は元通りの制作に戻られた舞良さん。
けれど、それは決して普通のことではないのですね。
前を、高みを目指して制作を続けたひとりの作家の時の重なりが、今目の前にある。
その輝きの中に共に立てることの喜びをじんわり感じ合えたら、
そんなことを思っています。

(まさか、五年後に共にトークイベントをすることになろうとは・・・
舞良さん、昨日からかなり緊張気味で、
ちょっとオモシロイ(失礼!)くらいです、ププッ!!)

舞良さんから震災のことを話されることはないのですが、
5年後の日に抱いた気持ち、ここに記録しておきたいと思いました。