大住潤さん初個展について

20日土曜日から始まる大住潤さんの展覧会について
お問い合わせをいただいておりますので、
展示販売方法についてご案内させていただきます。

ご予約は承っておりません。
20日土曜日12時開店後ご入店いただき、
出来ましたらゆっくりとご覧いただき、
そのうえでお選びいただけましたら誠にありがたく存じます。

作品は会期終了まで展示のためお預かりさせていただきます。
ご了承いただけます方への販売とさせていただきます。

勝手を申しまして誠に申し訳ございません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

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店主の想いを少し補足させてください。

展示販売の作品展を開く者として、作品をお選びいただくことはとてもありがたいことです。
価格を設定して展示する作者にとっても、同様にありがたいことに違いありません。

けれど、作家もそして弊店も、売れればいい、とは思っていないのです。
ちょっとストレートな書き方ですみません。
でも、特に大住さんは、どんな風に作品を皆さんが見てくれるだろう、
どんな風に感じてくれるだろうと、今、その期待と不安でいっぱいのことと思います。

大変ありがたいことに、ヒナタノオト店頭では、
今まで楽しみにお待ちいただいたりすることはあっても、
混乱や騒々しい雰囲気になったことはありません。
にぎやかであっても、和やかでいてくださるお客様に、
本当にありがたく、頭が下がる思いでおります。

けれど、情報が瞬時に広がる時代になって、
作品を巡る状況もいささかこわさを感じることがあります。
そう、こわい、のです、ほんとうに。

大住さんは静かに制作に打ち込んでいらっしゃるので、
そのようなことはないかと思うのですが、
幾つかお問い合わせをいただきましたので、
少しこわくなって、このようなことを綴っております。

作品に魅力があることは素晴らしいことですが、
私がここで出会っていただきたいものは、
奪い合ったりするようなものでないのです。

「欲しい!」
と思っていただけるようなパッションがあるものをすばらしいと思いますが、
もしお手に渡らないことがあっても、今回はご縁がなかった、
そう思っていただけるようなものであってはいけないでしょうか。

ものって、欲しい人がいるだけ作れるものばかりではないと思うのです。
ヒナタノオトのようなささやかな場は、そのようなものをご紹介していく場だと思っています。

なんのこっちゃ?
と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、
作品を巡る望んでいない反響を感じることがありますので、
口はばったいことで恐縮ですが、綴らせていただきました。
じっくり作品と向かい合いたい方々が、
ああ、来てよかった、と思っていただけるような会にしたいと願っています。

長い文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。

これが店主のちょっとした取り越し苦労の杞憂でありますように。

大住潤さん、14日には会場を再度確認にヒナタノオトにやってこられました。
黙々と木を彫る日々に小休止をして上京されて、
小さな作品をどのように奥の小部屋に展示しようかと
想いを巡らせていらっしゃいました。
大切にされている本や、亡き師から譲り受けた木彫道具、
壊れたコントラバスを改造した什器?など、
大住さんの大切にされているものものと共に作品を展示いたします。

2016年夏の大住潤さんの世界が伝わるような初個展になると思います。
ご来場をお待ちいたしております。