クリスマスの思い出

サンタがいないと知ったのは
幼稚園年長の年のクリスマス。
姉と遊んでいて押入れの布団の奥に中途半端に隠れていた
クリスマスプレゼントと言わんばかりの大きな箱を見つけ
「なにコレっ!」と大騒ぎしたところ「あら見つかっちゃった」と母。
中にはサンタに頼んだはずのウルトラマンのアタッシュケースが。
父の会社にサンタ宛のポストがあるからと、
欲しいものを手紙にして父に渡していた親の作戦は
「見つかっちゃった」のひと言で見事に終わったのです。
もう少し機転をきかせて誤魔化せたのでは…
あの時の母に言いたいところです。

そんなこんなで、お友達はまだサンタさんを信じている中、
早々に『サンタは親』と知った私ですが、
クリスマスは年間のお楽しみイベントとしてはいつも上位にありました。
毎年クリスマスに灯すりんごのキャンドル、
お祝いの時にしか食べられないステーキとシャンメリー。
大人の飲み物と勘違いし、ナイフとフォークで食べるだけで
大興奮していたなんとも安上がりな子供時代。

中学生になると母の提案で
プレゼントはプレゼント交換方式に形を変えました。
父、母、姉、私、値段設定内でそれぞれ欲しいものを紙に書いてクジを引き、
クリスマスまでに当たった人のプレゼントを用意するのです。
ピンポイントで分かるものをクジに書くのではなく「マフラー」
「東欧の民族音楽のCD」など大まかに書く為、
色やデザイン、どの国のどんな曲かなどは
買う人がその人の事を思って選びます。
当日まで誰が誰のプレゼントを用意しているのかわからない楽しみもありました。
仲良し家族でしたので、これまたなんとも呑気な中高生時代を過ごしました。

さてはて、それからめくるめく月日が流れ、今です。
「所詮外国のお祝い事」と育ってきたオットとの暮らしでは
あからさまなクリスマスはNG。
何年もかけてジワジワとチキンとケーキを出してみたり、
さりげなくクリスマスっぽいものを飾ってみたり…
そんな事をしているうちに昨年「これはこれで良いね」のひと言をいただきました。
粘り勝ちです。

ヒナタノオトでは「クリスマスに工芸を灯して」が開催中です。
クリスマスまでの日々も楽しみがいっぱい。

皆様も素敵なクリスマスをお過ごしくださいませ。