加藤キナさん 革

芽吹き始めた山の木々。
鹿は静かに草を食む。
森の恵みは光に透けて、淡き色彩の花となる。

加藤キナ 革 東京

Q1
加藤キナさん、今展にはどのような作品を出品されますか?

A1
日本に生息する野生鹿の革で作られた
花のコサージュと鞄・お財布です。

森の中を自由に歩きまわる鹿には傷も多く、
それを余すことなく活用しようと工夫したのが「モザイク」のはじまりです。

今春は機会をいただき、
以前から染めたいと考えていた深い紫色をタンナーさんにお願いすることに。
仕上がってきた色は、大好きな菫の花のようです。
自然に配慮した鞣し技法の優しい革。
ぜひ、手で触れていただきたいです。

キャンドルレザーで「ミモザイエロー」の花も。
革に無理のないよう、硬化剤は使わず蝋で仕上げた鹿の花たち。
花弁や葉がクタリとしてしまっても、
庭木にお水を与える要領で、ドライヤーの温風を優しく当ててあげると
また元のようにピンっと美しく戻るところがとても気に入っています。

Q2
加藤キナさんが、この春に新調したいものはありますか?

A2
毎回、ギリギリまで制作に追われてしまう私たち…
もう少し余裕のある一日の使い方ができる
脳内の時計を新調したいです。

Q3
加藤キナさんの在店予定を教えてください。

A3
3/20(水)  21(木)  24(日)  26(火)
12:00〜20:00 の予定です。

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鹿革を少しでも有効に活かせないかと思案を巡らせ、
行動し続けてきた加藤キナさん。
それがこのような美しい作品に実ってきました。

昨年秋に一緒に渡ったデンマークでの展覧会でも、
革の花のコサージュはとても人気でした。
そのあとに、また進化して広やかな展開となったコサージュも楽しみですね。

加藤キナさんのカバンも、手作りゆえになかなか巡りあえない方も多いかと思いますが、
今展には出品いただきますので、出会いを待っていらした方、ぜひお出かけください。