熊谷峻さん ガラス

日に日に明るい春の光。
厚みとくすんだ肌で、光を溜め、
その時折の世界の美しさを知らせてくれる鋳造硝子。

熊谷峻 ガラス 秋田

Q1
熊谷さんは、今展にどのような作品を出品されますか?

A1
鋳造硝子の花瓶や像などを作りました。
ガラスと、土や金属などの異素材をともに煮込み
その中で生まれる現象、表情、変化を楽しみながら作っています。

一見、朽ちて汚れたようなガラスですが、
光を溜め込むと、様々な景色がそのガラスの中に在ることがわかります。
その景色が、日々の暮らしの中でふとした瞬間に、
世界の美しさを気づかせてくれる、そういったものを作りたいと思っています。

Q2
熊谷さんがこの春に味わいたいものはどんなものでしょうか?

A2
庭に「秋田蕗」のフキノトウがなるのですが、
普通のフキノトウと比べると苦味やえぐみが強くて食べられず、
去年は断念しました。
今年こそは美味しく食べる方法を見つけたいです。

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秋田県で鋳造ガラスのオヴジェを制作する熊谷峻さん。
特定の宗教ではなく、ひとの心にある根源的な祈りに通じる像も制作されています。
ガラスという素材が熱を介して独特の質感、色合い、風合いになることで、
ひとりの意図や意思が昇華されて、
見る人それぞれの想いを受け止める広やかさを持つのでしょうか。
会場でぜひ向かい合っていただけたらと思います。