デンマークでの展覧会

デンマークへのツアーから無事帰国しました。
総勢17名でのツアー。
元気に笑顔で帰られたこと、まずはほっとしております。
応援くださった方々、お気にかけてくださいました皆様、ありがとうございました。
そして、同行の作家の皆様、作品を託してくださった作家の方々、マリアンネさんとネルスさんをはじめ、デンマークでお世話になった方々、ほんとうに得難い機会をありがとうございました。

今回は、マリアンネ・イサガーさんの運営する「Tversted Skole」全体でイベントが構成されていました。
「Tverested Skole」とは、Tverstedという町にある旧学校の校舎、空間を、
ニット作家のイサガーさんがリノベーションして、アーティストインレジデンスや、ギャラリー、ショップ、カフェ、作家の工房・・・
という文化的な多目的施設にして運営しているものです。

マリアンネさんはとても日本が好きで、夫君のネルスさんは日本で長くビジネスをされてもいた方。
そんな日本への愛が「JAPAN I TVERSTED」というタイトルでのイベントになっていました。

「JAPAN I TVERSTED」
というポスターと、うさ村さんがデザインした日本の手工芸展のポスターが、
町や周辺の作家の工房やカフェなどにたくさん並んで掲出されていました。

(ほかには、子どもたちが寿司を握るワークショップや、焼き鳥の屋台、
緑茶のカフェや、摘み草料理の会など盛りだくさんでした。
そして、デンマーク人アーティストの作品の展示販売もたくさんあって、
さながら「工房からの風」のようでした)

ギャラリー空間に展示した様子を。
開場前にさくっと撮影したもの。

今回もテレビ取材が入りました。
和紙の小嶋夫妻のインタビューなどが放映されました。

昨年以上の来場者に恵まれたのは、
昨年の展覧会が積み重なって今回になっていること。
そして、広報宣伝が行き渡っていること。
このイベント、展覧会を楽しみに来られている方が、ほんとうに多いことを実感した二日間でした。

出展作家の皆さん、一生懸命英語を使って交流されていました。
私のミッションとしては、昨年の反省から、作家のプロフィールとメッセージの英語版を用意しました。
これはやっぱり必要なもので、活用されたと感じました。
(一方、作品だけを持って行った方の分には、英文のご用意ができなかったので、
来場者の反応が今一つになってしまいました。
また、お客様が予想を超えて多かったため、私もホンマも作品にはりついての接客はほとんどできませんでした。
そのため、作家が不在なブースはご案内が尽くせず、これは今回の反省点となりました)

個人的にもっとも感心!してしまったのは、すなおさん。
すなおさんの作品は、所謂「日本」「和」というテイストではないので、そのまま構成してもどうかな?と思い、色調は青系に限定して、形態はぐいのみに絞りました。
ぐいのみって、エッグスタンドやスナップスというジャガイモの強い蒸留酒のグラスにもなると思って。
その提案に対して、とことん向き合ってくださったすなおさん。
作品には、その色調に合わせた色見本と日本語の色の名前、そしてその英訳を美しいボードに制作して持ち込んでくださいました。
これがとっても美しく、かつ、来場者にきちんと伝わって、見事にお選びいただいていました。
蒔いた種が、しっかり実りとなって還って来たような展示でした。
(画像はすでにだいぶ作品がなくなった頃のもの)

太田良子さんは、お茶会も行ってくださいました。
今展のためのお抹茶碗も好評で、これからもぜひ制作してほしいと願いました。

和紙の小嶋さんは、デモンストレーションも。
ここTversted Skoleには、なんと紙漉き場があるのです。
リーネさんというアーティストの工房。
通常は布を裂いて紙素にしていますが、工房には、ピーニャやバナナの繊維、
パピルスやケナフもありました。
そして、「KOUZO」という単語が、フツーに通じる稀有なデンマーク人でもあります。
小嶋さん、楮を持ち込んで実際に漉いてくださいました。
それをリーネさんに伝えるワークショップも。
なんとも豊かな交流でした。

ほかには私も、筆ペンでファーストネームを書く、というワークショップを行いました。
二日間で14名と予定以上の方と筆ペンを介して交流の時間を持つことが出来ました。

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今回、ギャラリーでの展示のほかに、デンマークの17名のアーティストに私も加えていただいた、テーブルセッティングの会場も設けられました。
「二人のためのテーブル」というテーマのもの。

オープニングレセプション。
中央のやさしく力強いパワーを感じる女性がマリアンネ・イサガーさん。

ススキを生けた高さのあるテーブルが私のところ。
漆器を基調に構成しました。

アーティストがひとりひとり自分の構成したテーブルの説明をしていきます。
と、、、、と、いうことは、わ、私も・・・???

聞いてないわーーー。
この日、予定が変わって、スケーエンという浜辺の観光から直接会場に入った私たち。
なので、みんなカジュアルな服装。
私もスニーカーにパーカー。

東京のギャラリーオーナーという肩書きがなんとも申し訳なく・・とほほ。

一瞬しょんぼりしかけた気持ちを奮い立たせて、スピーチ行いました。
昨年はすべて日本語で話して、ネルスさんに訳してもらいましたが、
今年は通訳なしでやるぞ!と決めてきたのです。
デンマーク語での自己紹介と、英語での説明、度胸だけで乗り切りました。

(そもそも、このテーブル、未完なのです。
これは金曜日の夕べのことで、
会は土曜日からなので、土曜の朝に花を生けこんで諸々完成させる段取りでした・・・)

土日二日間の展覧会、昨年からパワーアップしてのイベントになっていたのは、
マリアンネさんとネルスさんたちの日々の努力、
この場での人々と築いてきたつながりの豊かさの賜物だと感じました。

まずは、展覧会の報告を。
ほかにも、いろいろレポートしますね。
パワーアップした??サプライズバースデーパーティー、
リアルヒュッゲの夕べ、イサガー家での夕食、コペンハーゲンの花の空間・・・などなどを。